福島県から届いた「住まいに関する意向調査」には、「今の避難住宅で避難を続けたい」という大多数の避難者の思いを回答する方法がありません。それどころか、この調査の大部分は意向をくみ取ることではなく、生年月日、家族構成、年収、健康状態など、個人情報を集めることに使われています。この調査(アンケート)の問題点と当会としての考えは、次のリンク先の文書に示しております。
また、この文書中に出てくる福島県の新たな支援策に対する考えは、次のリンクに示しております。
とは言え、私たちの「今の避難住宅で避難を継続したい」という意向を福島県に伝える必要はあると思います。そこで、個人情報を福島県に取られること無く、安全にこの思いを伝える方法を当会会員の間で議論して、推奨回答方法を編み出しました。「今の避難住宅で避難を継続したい」という思いを、全国から福島県に伝えましょう。
それでは、回答方法の前に、用意する物です。
・福島県からの「住まいに関する意向調査」用紙(冊子)
・はさみ、又はカッター
・クレヨン、マジック、ボールペンなどの目立つ筆記用具
・封筒
・82円切手
福島県から届いた「住まいに関する意向調査」用紙
1・右上のバーコードとシリアル番号部分を切り取る。福島県はこの番号で私たち避難者一人一人を識別しています。この番号がついたままだと、無記名で回答しても、福島県には誰の回答かわかってしまいます。
このように切り離されます。(私の番号が見えないように塗りつぶしてありますが、説明写真を公開するために塗りつぶしただけなので、皆さんは塗りつぶす必要はありません。)バーコード部分の紙片は不要です。
2・回答したくない回答欄には目立つように×をつけます。クレヨン、クレバス、マジックなどをおすすめします。「意向調査」の目的であれば、個人情報部分を答える必要性は全く無いでしょう。
3・「今の避難住宅で避難を継続したい」という意向を県に伝えるのであれば、該当する欄も項目も無いので、全てのページに×をつけることになります。
4・最終ページに白紙部分があるので、ここに、「今の避難住宅で避難を継続したい」という気持ちなどを書き込みます。私はこのように書きました。難しく考えず、「避難を続けたい」とだけ書いてもいいでしょう。日頃の思いを綴っても良いでしょう。
2/1追記 福島県より、欄外に回答した記述も読むという見解を得ました。(福島県は、今回の調査では避難者の多くが望んでいる「現在の避難住宅での避難の継続」という意向をくみ取ることができないことも認めています)
避難者の皆様にお願いがあります。この白紙部分へ自由記述の書き込みを「避難者の声」として公開するため、また、福島県に確実に避難者の意向が伝わっていることを確認するため、ひなん生活をまもる会に送ってください。お名前などの個人情報を除去した後に、このHPで公開していきます。また、今後の避難住宅打ち切り撤回を求める活動の中で、必ず有効活用致します。
ひなん生活をまもる会のFAX番号は 03-3598-0445 です。FAXはコンビニのコピー機から送信できます。
(公開を望まない方も、今後のために回答のコピーや写真を手元に残すことをお勧めします。)
6・同封されている返信用封筒では、無効回答として廃棄され、福島県に情報が行かない恐れがあります。(宛先は中央区のリサーチセンターとなっています)そこで、新たな封筒に福島県避難者支援課の宛先を書いて、先ほどの調査用紙を封入します。
以下の宛先を印刷して貼り付ける方法もあります。
宛先
960-8670
福島県福島市杉妻町2-16(本庁舎5F)
福島県 企画調整部 避難地域復興局 避難者支援課御中
7・切手82円を貼って完成です。
自分の住所氏名を書きたくなってしまいますが、匿名回答を希望する場合、差出人を書いては元も子もありません。
8・お好みのポストに投函してください。
番外・県庁に届けるメッセージなので、かわいい絵を付けてあげると、受け取った方々の心が和んで優しくなってくれるかな?と思い、きびたんを描いてみました。
この2点は不要です。紙資源の回収に出して下さい
このページの短縮URL
http://goo.gl/s3NeLt
原発事故避難者の皆さんに拡散して下さい
ひなん生活をまもる会 次回定例会は3月4日です